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バルセロナのスタートアップ事情(1)

2015.03.25 Wed

日本に帰って来て、スタートアップと言えばシリコンバレーで、欧州のスタートアップって殆ど知られてないなと知りました。なので、欧州、特にバルセロナのスタートアップに関する記事を書こうかと。


欧州はシリコンバレーのようなスタートアップが「超」集まっているような土地は無いのですが、それでも「スタートアップ向け」の土地というのがあります。その辺りも含めて紹介出来たら。


・欧州でスタートアップの「雰囲気」を持った都市とは??

スタートアップに限らず、その都市なり国が持つ「雰囲気」とか「空気」というのは産業にとって非常に重要です。
例えば、パリやミラノは服飾やデザイン、ラグジュアリーが盛んです。一方で北欧やオランダ・ドイツ発のラグジュアリー系のブランドというのは余り聞きません。例えばオランダやドイツの質実剛健の雰囲気とラグジュアリーが今一つマッチしないのは分かると思います。

スタートアップも同じだと思います。スタートアップの「雰囲気」を持った都市というのがあります。アメリカだったらシリコンバレー、欧州だったらスタートアップの盛んな都市は以下の記事が参考になると思います。

(参考)The 6 Top European Cities for Startups
http://tech.co/6-top-european-cities-for-startups-2015-01

このランキング、順位の上下はあるものの、大体現地に居た時の感覚に近いです。


・欧州での「スタートアップ向きの都市」としては、ベルリンが最も有名

1位ベルリンはそうでしょう。納得です。
「ベルリン スタートアップ」と検索するだけで記事が色々と出て来ます。欧州でも頭一つ飛び出していると思います。
東西冷戦の終結やベルリンの壁崩壊からの復興とそれに伴うインフラ整備、比較的安い家賃、英語を話せる人の割合の高さ、欧州各都市へのアクセスの良さなど、まさにスタートアップが発展する土地の多くを備えているように思えます。

(参考)クリエティブ都市・ベルリンのスタートアップが熱い理由
http://www.huffingtonpost.jp/the-new-classic/post_6500_b_4484073.html

(参考)ヨーロッパでのスタートアップでベルリンがイケてる理由
http://kawaji-s.com/mk/1004

(参考)ベルリンでスタートアップ!
http://www.newsdigest.de/newsde/regions/berlin/5751-es-ist-ein-startup-in-berlin.html


2位のブダペスト、3位のロンドンも、順位はともかくスタートアップが盛んな都市として知られています。
ブダペストはITへの投資が有名。そして安い労働力という長所があります。ロンドンは言わずも知れた金融都市ですし、それに伴うスタートアップが多いのでしょう。



・バルセロナ:オープンマインドが育むスタートアップのカルチャー

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そして4位のバルセロナ。
バルセロナがスタートアップに適した土地である理由はいくつかあります。
第一にあげられるのはオープンマインドでしょう。

そしてそれに大きく関わっているであろう要因が天気です。
バルセロナはシリコンバレーと同じ地中海性気候に属しており、1年中晴れています。私もバルセロナで暮らして痛感しましたが、気候によるストレスというのは実はかなり大きいです。バルセロナの気候に関しては文句の付けようがありません。天気ストレスフリーな生活は本当に良かったです。

そして人々をオープンマインドにさせるもう一つの要因が多様性です。
スペインには、南スペイン(アンダルシア)等の地方に言ったことある方なら経験あるかもしれませんが、保守的で人種差別的な空気が一部残っています。たまにリーガ・エスパニョーラで黒人選手が人種差別行為を受けることがありますが、ああいった事件を起こすような人もいるのです。)

一方でバルセロナには人種差別的な空気はほぼありません。コスモポリタンであること、観光都市で世界中からの来客に慣れていること、色々あると思います。
しかも人種差別どころか同性愛者にも大変寛容で、そこら中で男同士でも女同士でも(もちろん男女間でも)キスしています。
*ちなみに、これは当初かなりのカルチャーショックでしたが、慣れれば逆にこれが普通になりました。逆に日本に帰って来て同性愛者への非寛容性に驚いています。

政治的な観点から見ると、カタルーニャの独立志向という要因は欠かせません。
カタルーニャはスペインでも高い経済力を誇る地域ですが、もし独立しても当然他の欧州の国と比べて経済規模が小さいです。また、スペイン内でも圧倒的に栄えているというわけではありません。事実一人当たりのGDPの額はバスク地方の方が高いですし、失業率の高さは相変わらず問題です。つまり本当に独立したいのであれば、経済的にもきちんと自立する必要があるため、より殖産興業の必要があるわけです。


・外国人への門戸も開き始めたバルセロナでのスタートアップ

バルセロナでスタートアップを始めるにあたって最大の敵は法律、特にビザでしょう。
学生ビザですら超絶面倒かつ属人的な気まぐれ手続きに振り回されるスペインにおいて、何の財政的後ろ楯も無い起業家をすんなりと受入れるようになるのは時間がかかりそうです。また、あの超絶面倒な手続きはアントレ的な思考とは正反対のプロセスです。
ただ、以下の記事にあるように、スペイン政府は外国人による起業を支援するように、ビザの改善を始めるようです。徐々に変わって行くのかもしれません。

外国人起業家さん、いらっしゃい!スペインが「スタートアップビザ」新設
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41627

これ、実は私にも案内が来ました。
ESADE MBAを卒業すると、ESADEに併設されているインキュベータ施設を1年間使える+法的な手続きのサポートもしてくれるということで、数人のクラスメートは利用しているようです。
考えたらMBA前からバルセロナで起業したいと考えている人にとっては夢のような制度に見えるかもしれません。(もちろん、保守的な思考、従業員の生産性、英語を話せる人の割合の低さなどネガティブな面もたくさんあるのですが、それは別の機会に。。。)


この記事、タイトルに(1)と入れましたが、(2)以降は考えていません。例とか紹介したいなと思っていますが、適宜書きたくなったらアップします。


--
追記:
(2)はデータから見るバルセロナのスタートアップ、
(3)はバルセロナのスタートアップの実例、
(4)はバルセロナのスタートアップを取り巻く環境(インキュベータ施設とか)、
そういったことを書いて行こうかと考えています。

Category: 7. interest

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プロフィール

シャムロック

Author:シャムロック
機械工学専攻→メーカーでエンジニア。
2013年の夏からスペイン、バルセロナにあるESADE business schoolに通いMBA取得を目指します。
技術的なイノベーションに興味あり。エンジニアの経験を活かして、技術と市場をつなぐ人になれたらいいな。

あと旅人です。旅が好き。写真も好き。いつか写真を撮りながら世界中を旅したい。
写真:http://fotologue.jp/shamrockairways/

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